神の御告げブログ

ある日突然降りてくる神の御告げを実行して、いずれ神になってしまうのが目的。

わんこそばでギネス記録を出しなさい

ある日突然降りてきた神の御告げ

そう。あれは突然だった。
 
天から降り注いでくるかのように、僕の身体の中に神からの御告げが舞い降りてきた。
 
「わんこそばでギネス記録を出しなさい」
 
確かに神はそう言った。
 
そして僕はその御告げを実行するべく、この南国宮崎から、遥か遠い岩手県盛岡市に、わんこそばを食べる為だけに向かった。
 
弟子1人を連れて。
 

あり得ない程寒い東北の街

僕は東日本にはほとんど行ったことがない。
 
東北なんて一度たりとも。
 
その寒さと言ったら、そりゃもう体験したことのない寒さだった。
 
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宮崎では雪が降ると大騒ぎだが、東北は雪が降って当たり前体操レベルの雰囲気。
 
風がふく度に、耳がキンキンする。
 
一泊目は、宮城県仙台市に宿泊。
 
なかなか都会。
 
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明日のわんこそばとの決戦を迎える為に、パワーを補給せねばと、牛タンをこしらえる。
 
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これがまた美味かった。
 
弟子と牛タンをこしらえていると、店員さんが近寄ってきた。
 
「お客さん、今日なかなか手に入らないお酒が入ってるんですが、一杯どうですか?」
 
ちなみにお酒の名前は何ですか?と聞き返すと、店員はドヤ顔でこう言った。
 
赤霧島っていう焼酎です!」
 
まさか東北にまで来て、地元のしょっちゅう飲めるお酒を薦められるとは。
 
しかも、宮崎じゃいとも簡単に手に入るのに、宮城まではほとんど出回らないという。
 
そんなにレアだったのか、赤霧よ。
 
まぁ、赤霧は断って地酒飲んだけどね。
 
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霧島酒造を誇りに思いつつ、仙台の第三世界とも呼ばれる国分町へ。
 
仙台は日本三代ブスと呼ばれる街だと、情報を得る。
 
http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=D_PqhedV3ihV.JqYVyhgHTh4BSNM4Vi8FmINyD.EL.jLyS75a3jwgkPd5kUuvF74Be088rkcm_vmXyKjjlVMaihp28Es4YEtrNVAJdxh.3M4zMQ2TUoKsk7J80uDVq3lksZR4.54xp1pGu7y.C8u59zXGUlvNqm8I70h_qb_3P2h2xczR4TLYYroue84QjjCAM7mqY4JQNEVYpJy.Ng7wsgf1OBKKiCsI8eRRhK_rAzT/_ylt=A8vY8wiZ6i5Tl_4APBvjm_B7;_ylu=X3oDMTEyYjRpYzdkBHBvcwM0BHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMTA-/SIG=11su6hklf/EXP=1395684441/**http%3A//zeppel.tumblr.com/post/1446195189

水の品質だとか、伊達政宗の乳母の呪いとか、いろいろ説はあるらしいけど(笑)

普通に可愛かったよみんな。うん。

ホテルへ戻り、おやすみなさい。

伊達政宗さん?

2日目。
 
午前中はある程度時間があったので、青葉城(仙台城)へ向い、かの有名な伊達政宗へと会いに行った。
 
るーぷる仙台という観光バスを利用。
 
運転手のおじさんのトークスキルが神がかっていた。
 
「今すれ違ったるーぷる仙台のバスの運転手は私の後輩の女性ドライバーです。彼女は、今日私より45分先に仕事を上がれるんです。何故かって?今朝、ジャンケンで負けたからです。」
 
そんなどうでもいい情報をアナウンスで流す運転手は、神に見えた。
 
しかし、その後も彼の爆笑トークは続き、乗客全員が笑顔で時間を過ごすことが出来た。
 
毎日同じルートで仕事をする運転手の仕事の楽しみ方っていうか、生き方っていうか、なんか輝いて見えた。
 
青葉城のほんの近くに東北大学があった。
 
やけに工事が多いなと感じていたが、東日本大震災で建物が歪んだり、破損したりしていたからだった。
 
そういった建物は全て取り壊して、一から建て直している最中だったんだ。
 
みんなもう東日本大震災が頭から離れている人が多いと思う。
 
まだ、復興は続いている。
 
そんなことを思いつつ、青葉城へと到着。
 
すると、コスプレしている人達が見え、そのコスプレ軍団に話しかけられた。
 
青葉城へようこそ。ゆっくりしていくでござるよ!」
 
こ、これはコスプレではない。
 
 
伊達政宗ですか?」
 
そう質問すると、与六と支倉常長ファミリーだった。
 
肝心の伊達政宗は、千葉へ出張中とのことだった。
 
せーの、ずんだ餅
 
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そんな掛け声で記念撮影。
 
支倉常長ファミリーもいきいきとしていた。
 
仙台は熱いぜよ!
 
伊達政宗というか支倉常長にパワーをもらって、いざ盛岡へ。
 

わんこそばとの決戦

新幹線で盛岡へ。
 
ついにやってきた。
 
盛岡では有名なわんこそば屋、東屋という店へ。
 
観光客がわんこそばを食べながらワイワイと盛り上がっている。
 
僕はワイワイするつもりもない。
 
ギネス記録を出しに、はるばる宮崎から盛岡へやってきたんだ。
 
そう決心して、席へとつく。
 
今までの最高記録は何杯ですか?
 
お給仕のおばさんは、ドヤ顔で
 
「570杯だっぺ〜」
 
と言ってきた。よし、俺は600狙っちゃうぜ!
 
そして、いよいよ決戦の時を迎えた。
 
最初らへんは余裕だったが、70杯目ぐらいから、急に胃が苦しくなり始めた。
 
これは、まさにマラソン同様自分との闘いだ、孤独との闘いなんだ!
 
そう気合いを入れて、再び挽回。
 
100杯目を超えたところで、「これ以上食べたら吐いちゃうぜ親分。」
 
胃がそう僕に話しかけてきた。
 
あー、もう終わりなのか。
 
僕は100杯そこらで終わってしまう人間なのか?
 
葛藤を続けつつも、胃が神の領域に達している。
 
もう、無理だ、、、。
 
蓋を閉めてしまった。
 
ゲームオーバー。
 
記録は113杯だった。
 
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その後、そばの食べ過ぎかどうか分からないが、目がぼっくり腫れた。
 

これが眠らない街東京ですか

わんこそばとの決戦に敗れた僕は、新幹線で東京へ移動。
 
東京駅のホームは人でごった返していた。
 
何回も何回も体を避けて歩かないといけない。
 
サラリーマン、観光客、ギャル、学生、外国人、多種多様な人間が濃い密度の中で交じり合う様は、田舎者の僕にとっては異様な光景だった。
 
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とても刺激的な街で興奮を覚えたが、毎日毎日こんな人の中にいて、疲れないのだろうか、という疑問も。
 
数年住んでみるのはいいかもしれないね。

 

知覧特攻隊

 
3日目。
 
成田から鹿児島へと戻り、知覧特攻平和会館へと向かった。
 
毎日を大切に生きよう。
 
一瞬一瞬を大切に。
 
時間を有効に使おう。
 
自分の好きなことに時間を使おう。
 
見て回るうちにそんなことを思っていた。
 
知覧には数回行ったことがあるが、行く度に何かしら考えさせられる。
 
僕は「死」を意識しないと、本当に良い意味での人生を歩めないと思う。
 
だって「死」を意識しない限り、時間の大切さは分からないと思うから。
 
東日本大震災で、多くのかけがえのない命が亡くなった。
 
一瞬にして。
 
そして多くの人が思ったはず。
 
いつ死ぬか分からない。
 
これは震災にあった人は心からそう強く思ったはずだ。
 
いつ死ぬか分からない=今を大切に生きよう
 
こうなるのは必然だと思う。
 
「死」を意識することで、今が見えてくるんじゃないかなと、僕は思う。
 
戦争中もそうだったんじゃないかな。
 
いつ死ぬか分からない恐怖もあるけど、いつ死ぬか分からないから、懸命に生きてきた人が多いと思う。
 
そんな昔の人が懸命に生きてくれたからこそ、今の自分、今の環境、今の日本があると思う。
 
今は今で豊か過ぎて、豊か過ぎる故の問題とかも多くなってる。
 
現代には現代の生き方があると思う。
 
だけど、常に「死」と向き合うことで、ほんとに有効な時間を、人生を過ごせるんじゃないかな。
 
と、思いました。
 

次の神の御告げは?

このブログは神の御告げが降りてきた時にしか更新できない様になっている。
 
次もいつ御告げが降りてくるか分からない。
 
どんな御告げかも分かりさえしない。
 
僕は神の御告げを実行していくことで、強靭な神体を得ていこうと思う。
 
いずれ神になる為に。
 
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アディオス。